海外大学院での生活 勉強編【留学・大学院・イギリス】

ブログを始めてからまだ間もないうちはとにかく量が大事だと思っているので、頑張って頻繁に書く努力をしている。笑

これを書いているときは金曜の夕方なのだが、もう1週間の疲れが溜まり、糖質も切れ、頭が回らなくなったのでブログでも書くかといったノリだ。何にそんなに疲れているのか、当然の事ながら勉強であり今回の記事では「海外大学院での生活 勉強編」として記していきたい。

これまでの語り?とは少し違ってごく普通に勉強面においてどういったスケジュールで、どういったタスクをこなしているのかを紹介していきたい。留学や大学院進学を検討している人にとっては、イメージを湧かせるきっかけになるだろうし、そうでなくとも海外大生の生活って少し気になりません?(笑)

 

僕は2019年の8月からイギリス、ロンドンにあるImperial College Londonのビジネススクール修士課程として在籍している。大学の詳細は調べれば出てくるので端折るが、多角的に見てまあそこそこ良い大学である(笑)その中の専攻は簡単に言うと「ビジネス&ヘルスケア」といった感じだ(雑)

 

これはみなさん周知の事実だと思うが、大学院となるとそれまでの学士とは異なり、研究が増えたり、特定の教授の元で学ぶ機会が増えたり、様々な学習形態をとる。ただ僕の場合はresearchではなくtaught program というインプットにも非常に力を置いたコースなので(ビジネススクールMBA除けばこれが主流だと思われる)、所謂研究もなければ修士論文も無い。大学の卒業論文でも苦労したので英語で修論なんて言われたら、イースター島帰ります。

大枠としては3学期制で、最初の2学期は期末試験があるが最終学期はグループプロジェクトのみとなる。毎学期に5個のモジュールがある。

ここからは具体的に海外大学院の良い点や嬉しい点について記していきたい。なお国や大学、コースによって異なるので一概には言えないがイメージングの参考までに。

 

1. グループワーク豊富

これは特にビジネススクールに特有の要素かもしれないが、僕のコースでは全てのモジュールでグループワークが必ずある。1学期には財務諸表とかを習う会計の授業ですらグループワークあった。意味わからん。ワークの形としては、実在する企業を選んで、その会社の新市場開拓のための経営戦略をまとめてレポートにしたり、医療制度に関する政策提言をプレゼンしたり様々である。ビジネスとはインプットだけでは当然学べない、経験がものを言うので、まあチームで活動する中で起こるコンフリクトや不調和をマネジメントしながら計画を立てて物事を進めていくチームワーク養成という動機でこうしたプログラム構成になっているのだろう。

2. 多様性

これは院に限ったことではないかもしれないが、クラスは本当に多様でこれは出身国のみでなく彼らのバックグラウンドもそうだ。例えば経済学部に所属していて、海外大学のschool of economicsコースに交換留学しても皆同じ経済学を学んでいる人たちだろうが、大学院になるとこれが本当に多様である。生物学、薬学、エンジニアリング、ファイナンス、国際関係など、様々な学士のバックグラウンドを持っている。それに加え、院には職務経験を持つ人たちもいる。僕のコースで言えば60人中25人くらいは社会経験がある方々で、そうした人達を身近に接して仕事の話を聞けるのは非常に貴重である。

3. 授業のレコーディング

これは僕の大学特有かもしれないが、全ての講義は自動でレコーディングされていて、終わった後に学生ポータルで映像と共に見ることができる。授業で使用されたスライドどころか、教授の話す内容まで見直せるので、もはや授業行かなくていい。笑 僕は話すのが遅い先生の授業は、このレコーディングで1.25倍速にして時短で聞いている笑

4. フォローアップ

院は高い学費を払っていることだけあり、授業のフォローアップも非常に手厚い。チュートリアルというレビュークラスが設けられている講義もあれば、教授のオフィスアワーが示されていて個人的にウェルカムされている。

5. 就活サポート

特にビジネススクールに多いと思うが、名門大学とだけあってキャリアのサポートもしっかりしている。最初の1ヶ月は毎日のようにキャリアのワークショップがあり、それ以外にもネットワーキングといって卒業生の方々と交流してお話をする機会もたくさん用意されている。

 

と、まあざっくり僕の感じるいい点はこの辺りだが、大学によって異なる面も多くあるので参考程度にして頂けたらありがたい。

ここから少し個人的に僕がどういった勉強の日々を過ごしているのか、記していきたい。

現在は授業が火曜、水曜、金曜にそれぞれ2時間のものが2つずつ、それに加えてチュートリアルが1つある。現在は3つのモジュールを受けていて、タームの後半から2つ増えることになっている。

3つのコースプロジェクト

2つの個人ワーク

を主に同時進行で行なっている状態で、これがまただいぶきつい。笑 月曜と金曜はオフなのだがもちろん大学に来て1日勉強、週末という概念もほぼ無く、進捗が悪ければ週末もひたすら勉強している。まあ良い大学にくれば当たり前に皆んなやっているが。詳しい1日のスケジュールなどは端折るが、大体毎日10時間弱くらい勉強している。腰が痛いーーーーーーー

その中でも特に大変なものを言えば、リサーチである。例えばイギリス政府の医療部門に政策提案をするという形でレポートを書くとなると、イギリス政府の文書にアクセスして現在の制度について網羅し、そこから文献を読み漁り、その論文の文献をまたさらに読み漁り、といった形で深掘りしていき前提知識を集め、そこからアイデアをひねり出す。これが本当に骨が折れる。大学時代、いかに楽してレポートを書いていたかを誰よりも実感している笑

しかしこうしたrigorousな学び方を通して、考える力、伝える力をいうのは非常に身につく。要はこここそが大学院で学ぶことの本質であり、成長の余地があるところなのだ。お父さん、お母さん、ありがとう。

 

イギリス酒税高いよー酒が高いよー、トリキ行きたい。カンパイ。

 

モアイ